「このままここに住みたいなぁ」を叶える「おひとりさまホテル」
ちょっとだらしない恰好で
自分のペースでご飯食べれて
気を使わず好きなドラマ観れて
寝るのも起きるのも何時でもよくて
「はぁ~… おひとりさま最高…」
――『おひとりさまホテル』第一巻より
『いつかティファニーで朝食を』で知られる漫画家マキヒロチさんの最新シリーズは、ホテルステイを楽しむ人々を描いた「おひとりさま」ライフがテーマ。
ひとり時間を楽しむメディアを運営するまろさんのSNS投稿が原作
原案は、「おひとりさま。」というひとり時間を楽しむメディアを運営するまろさんのSNS投稿です。
旅行が終わってホテルをチェックアウトするとき、「このままここに住みたいなぁ」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
大人になって自由を手にし、「ホテルに(ちょっと)住む」を叶えたホテル好き人たちの、それぞれの「おひとりさまホテル」の過ごし方が紹介されています。
癒しのホテル時間
主人公は、ホテルを作る会社で忙しく働く塩川史香、31歳。
仕事のリサーチも兼ねて、月イチでホテルステイを楽しむのが癒しの時間です。
東京、大阪、京都、名古屋、沖縄……。最新刊の第6巻では、地震からの復興途上にある能登のホテルも。
全国各地、史香や史香の同僚たちが訪れる個性あふれるホテルたち。
「おひとりさま」の過ごし方も人それぞれで、ホテルの来歴や建築の特徴をしっかり勉強するもよし、ファシリティや食事をめいっぱい楽しむもよし、ベッドにもぐりこんで休息に徹するもよし……。
ちょっとだけ逃避行のような非日常感あふれる時間が、日々蓄積するストレスを癒し、縮こまっていた感受性をゆるゆると開放していきます。
「私だけのため」のおもてなしを満喫
「おいしいね」「素敵だね」「気持ちいいね」
そんな風に誰かと語らうのも、旅の楽しみ。
でも、どんなに親しい人であっても、誰かと一緒に過ごすというのは多少の緊張が漂うもの。
誰かをシェアすることを目的としない、自分との対話が「おひとりさま」の醍醐味。
きれいな景色、おいしい食事、肌触りの良いシーツ、アメニティのシャンプーの良い香り。
それらはすべて、私だけのもの!
あなた一人のための、美しい小宇宙。それが「おひとりさまホテル」の正体です。
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一冊の本から始まる旅。ET的ブックスケッチ『おひとりさまホテル』編
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