日本のアマルフィで豊かな時間を。雑賀崎の【うみまち食堂うらら】でいただく極上「紀州前」鮨ランチ

日本のアマルフィで豊かな時間を。雑賀崎の【うみまち食堂うらら】でいただく極上「紀州前」鮨ランチ

豊富な魚類を扱う土地でいただく〈紀州前鮨〉

イタリアの世界遺産であるアマルフィ海岸を思わせる景観から日本のアマルフィとも呼ばれる和歌山の雑賀崎は、万葉集でも「紀伊国の 雑賀の浦に出で見れば 海人の燈火 波の間に見ゆ」と歌われる景勝地。

この土地だからこそ味わえる、地元の魚の魅力を最大限に活かした彩り豊かな【うみまち食堂うらら】の「江戸前」ならぬ「紀州前」の和歌山寿司ランチとは?

 

趣ある佇まいの舗は、かつて町で唯一の診療所だった場所

漁港沿いの散策を兼ねて町歩きをしていると現れる小粋な古民家風の建物。

かつて町で唯一の診療所だったというこの場所をリノベーションし、2024年4月にオープンした【うみまち食堂うらら】は、地元の人々も年齢や性別を問わず集い賑わう気が置けない空気感が魅力。

 

こちらのランチでいただけるのは、徒歩数分というまさしく産地直送の新鮮かつ美味なる魚の数々。

それもそのはず。
オーナーは、地元の魚のおいしさを熟知している代々漁師の家系なのだとか。

 

名物の足赤海老をはじめ、その時々でもっともおいしい魚を

8月は出漁日が少なく、寿司ネタにする鮮魚に限りがあるため、鱧や芝海老などの天ぷらやかき揚げ丼がスペシャルメニューとして登場するものの、基本的には四季を通して楽しめるのが、地元で獲れる鮮魚のおいしさを最大限活かした江戸前ならぬ〈紀州前鮨〉。

加えて、茶碗蒸しやお吸い物、鯛茶漬け、デザートに至るまで盛りだくさんの内容は、満足感も抜群。

 

本鮪以外の魚は原則雑賀崎産。

鯒昆布締めや白甘鯛、平鯵など日によって変わる魚種のうまみをそれぞれ存分に味わいたい。

 

品の良い器類も魅力。一皿一皿を堪能して

〆の鯛茶漬けは、たとえ満腹でもしっかり食べられてしまうようなコク深い出汁。
「この鯛茶漬けが楽しみ!」というファンも多いそう。

 

季節によって中身が変わるフルーツ大福も必食

デザートで登場するのは、毎日営業日前に作られるというフルーツ大福。

目にも麗しい色とりどりのフルーツが包まれた大福は、魚同様に中身が季節によって変わるから何度でも訪れたくなる。

 

予約は電話かInstagramのDMから

限られた営業日と席数のため、完全予約制で名前や日程、予約時間(第二希望まで)と利用人数とともにInstagramのDMか電話からの予約が好ましい【うみまち食堂うらら】。

 

和歌山を訪れる際は、のどかな町並みの「日本のアマルフィ」を体験しつつ、絶品の紀州前鮨ランチを堪能してみては?

 

 

 

WRITTEN BY

前田 紀至子

KISHIKO MAEDA

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