このホテルに泊まりたい理由。Vol.13【東京ステーションホテル】

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1915年創業。
歴史と現代性が交差する、“東京駅に滞在する”という贅沢とは

待ち合わせをして、新幹線に乗って、どこかへ向かう場所、東京駅。

ですが、その駅に“泊まる”という選択をした瞬間から、見慣れていた景色の輪郭が、少しずつ変わり始めます。

赤レンガの駅舎の中で過ごす夜。
歴史の余韻を纏った回廊を歩き、静かな客室で灯りを落とす時間。今回訪れたのは、【東京ステーションホテル】。

“東京駅に滞在する”という体験が、なぜ今こんなにも惹かれるのか。その理由を紐解きます。

【東京ステーションホテル】の立地、背景、コンセプト

1915年に開業した【東京ステーションホテル】は、国の重要文化財である東京駅丸の内駅舎の中に位置するホテル。

100年以上の時を重ねながら、まさにクラシックホテルとしての美しさを受け継ぎ続けてきた存在で、高い天井や長く続く回廊、赤レンガ建築ならではの重厚感は、単なるラグジュアリーホテルとは異なる“時間の厚み”があります。

一方で、空間には決して古さを感じさせない現代的な快適さも。

歴史と機能性が自然に共存しているこの場所での滞在は、“東京に泊まる”というより、“東京の歴史の中に身を置く”感覚に近いのかもしれません。

【東京ステーションホテル】に泊まりたい3つの理由

1. “移動の場所”だった東京駅が、滞在の目的地になる

東京駅は、多くの人にとって“通過する場所”。

だからこそ、そこに泊まる体験は想像以上に新鮮です。

昼間は人々が行き交う駅舎も、夜が深まるにつれて静けさを纏い始める。

宿泊者だけが知る、閉館後のような落ち着いた空気。駅の中にいるのに、不思議と慌ただしさはない。
むしろ、東京の中心にいるからこそ生まれる静寂があります。

「遠くへ行かなくても、旅はできる。」その感覚を、改めて思い出させてくれる場所です。

2. クラシックと現代性が共存する、心地よい客室

「パレスサイド スーペリアツイン」

窓の向こうには、整然とした丸の内の街並み。

昼は凛とした都会の表情、夜はやわらかな灯りに包まれる景色へと変化していきます。

客室は落ち着いた色調で統一され、クラシックでありながら軽やかな印象。

静かな空間に身を置いていると、自然と呼吸までゆっくり整っていく感覚が感じられるはず。

 

水回りの快適さも印象的。

洗い場付きのバスルームは広々としていて、滞在中のバスタイムまでも、丁寧な時間へ変えてくれます。

 

さらに、ホテルオリジナルアメニティ「Est.1915」も象徴的な存在。

フランスのフレグランスブランドとのコラボレーションによって生まれた香りは、華やかなだけではなく、奥行きのある佇まいも魅力。

ボトルのパッケージに施された、駅を意識した切符モチーフのデザインも印象的で、細部に至るまで記憶に残るきめ細やかな施設だからこそ、帰宅後も思い出がふと蘇るのかもしれません。

3. “朝食を味わうために泊まりたい”と思わせる朝時間

宿泊者限定のゲストラウンジ「アトリウム」。

ここで迎える朝は、このホテルを象徴する時間のひとつです。

東京駅丸の内駅舎の最上階。かつて使われていなかった屋根裏空間をリニューアルした場所には、創業当時の赤レンガもそのまま残されています。

最大天井高約9m。朝の光が差し込む空間には、どこか凛とした静けさがあります。
ここで提供される朝食は、単なる“ホテルブッフェ”という言葉では収まらない完成度。

 

シェフが仕上げる卵料理。彩り豊かな前菜やフルーツ。

和惣菜、焼き魚、海鮮丼まで揃う和食の充実度。最後のひと口まで丁寧に整えられた朝食体験は、“朝ごはん”というより、“朝の時間を味わう”感覚に近い。

この朝食をまた食べたい。
誰もがそう感じるはず。

ESSENTIAL TRAVELステイレポート

【東京ステーションホテル】に滞在して感じられるのは、“東京を再発見する感覚”。

何度も訪れている場所なのに、泊まるだけで見える景色が変わっていく。

回廊を歩く時間。香りに包まれる深夜のバスタイム。
静かな朝のラウンジで過ごす食事の時間。

どれも派手ではないけれど、その静かな積み重ねが、旅の記憶として深く残っていくはず。

 

“どこへ行くか”ではなく、“どんな時間を過ごしたか”。

その価値観に惹かれる今だからこそ、【東京ステーションホテル】に泊まる意味があるのかもしれません。

 

 

WRITTEN BY

ゆみきゅあ

yumicua

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