【シンガポール航空】で贅沢体験。新プレミアムエコノミー注目サービス10選

刷新された【シンガポール航空】プレミアムエコノミークラスの機内サービスが旅好きの間で話題

2015年の導入以来、「コストパフォーマンスが高い特別な搭乗体験!」と人気を博している【シンガポール航空】のプレミアムエコノミークラス。

さらにこの春、アメニティの追加や快適性の向上やパーソナルスペースの拡大、プレミアムエコノミークラス限定のシャンパーニュやワインにコンテンポラリーな磁器製のテーブルウェアにいたるまで、まさにプレミアムと称するにふさわしいサービスがスタートし、ますます注目を集めているのだとか。

今回は刷新されたプレミアムエコノミークラスの詳細を分析するとともに、【シンガポール航空】ならではのホスピタリティやリュクスに溢れるスペシャルな新しい取り組みの10のポイントをエッセンシャル トラベル視点でフィーチャーします。

 

そもそも【シンガポール航空】の魅力とは?

ブランドの果たすべき役割として、「Service Excellence」、「Product Leadership」、「Network Connectivity」を3つの柱に掲げ、それらの向上に継続的に取り組んでいる航空会社として名高い【シンガポール航空】。

「世界で最も称賛される企業50社」にシンガポールを拠点とする唯一のブランドとして2024年にフォーチュン誌に選ばれたほか、2023年2月にはエア・トランスポート・ワールド・エアライン・インダストリー・アワードのエアライン・オブ・ザ・イヤーにも選出。

また、2023年6月には2023 年スカイトラックス・ワールド・エアライン・アワードでワールド・ベスト・エアラインでも5度目の選出をされるなど、航空業界における傑出した業績、革新性、優れたサービスの評価には確固たる安定感を持っている人も多々であるがゆえに、旅好きからは「一度は乗ってみたい」「一番好きな航空会社」とたびたび名前が挙がるほど、世界中で高い人気を誇るエアラインのひとつ。

 

思わず航空券を取りたくなる!
【シンガポール航空】新プレミアムエコノミークラスのスペシャルなポイント10選

1.シートでの快適性

いざフライトとなった時、まず最初に気になるのはやっぱりシートについて。
機内で過ごす場合のほとんどの時間を占める座席の快適性は何よりも重要視したいポイントかもしれません。

プレミアムエコノミークラスのシートは、スペースと快適性のバランスを考慮し、私たちが快適に過ごせるように細部にまでこだわって設計されているそうで、人間工学に基づいて設計されたシートは、シートピッチが38インチ、幅は18.5インチから19.5インチと十分な広さ。

また、フルレザー仕上げで、ヘッドレストカバーやクッション、ブランケットなどのソフトな素材で仕上げられたシートは、8インチのリクライニングおよび内蔵のカーフレスト、快適性を高めるフットレストが装備されていて、各座席には調節可能な読書灯やカクテルテーブル、水筒や携帯端末などの身の回り品の収納スペースも。

その上全席にユニバーサルACコンセントと2つのUSBポートが装備されているとあって、痒いところに手が届く快適な飛行時間となるはず。

 

2.洗練されたアメニティ

飛行時間が7時間以上のフライトでは、プレミアムエコノミークラスのゲスト専用にデザインされた新しいアメニティキット「アウト・オブ・ザ・ウッズ( Out of the Woods)」の提供が。

新たに導入されたプレミアムエコノミークラス利用者向けのアメニティポーチは、森林管理協議会(FSC)認定の環境に優しいクラフト紙で作られたもの。
中にはリサイクルPET素材で作られたアイマスクとスリッパ、生分解性素材で包装されたリップクリームがセットになっていて、環境に優しく持続可能なライフスタイル製品を製造する米国の【アウト・オブ・ザ・ウッズ( Out of the Woods )】社らしい個性と洗練を兼ね備えたアメニティと言えそう。

デンタルキットやモイスチャライザーなどの洗面用具は、引き続き化粧室で使えるのも嬉しい。

 

3.特別な気分を味わえるアルコール類

今回の刷新により、離陸後すぐにシャンパン「シャルル・ド・カザノブ・ブリュット・トラディションNV(Charles de Cazanove Brut Tradition NV)」がグラスで提供されるという、ビジネスクラスにも劣らないアルコールのサービスもスタート。

また、食事のお供としてシンガポール航空のワインコンサルタントがプレミアムエコノミークラス専用に厳選したワインやシャンパンもラインナップ。

シャンパンにおいては「シャルル・ド・カザノヴ・ブリュット・トラディションNV ( Charles de Cazanove Brut Tradition NV )」に加え、「2023 ワイラウ・リヴァー・ソーヴィニヨン・ブラン( 2023 Wairau River Sauvignon Blanc )」と「2022 セント・ハレット・フェイス・シラーズ( 2022 St Hallett Faith Shiraz )」から選択可能。

その他、ウィスキー、ジン、ウォッカなどのスピリッツや、シンガーポール気分を高めてくれるシンガポール・スリングなどのシグネチャー・カクテル、各種ビールなど、豊富なセレクションが取り揃えられているのはさすが。

 

4.ノンアルコール派への配慮もきめ細やか


ドリンクの配慮はアルコールのみならず、ノンアルコール飲料にも

アルコールを摂らない人だって高い満足度で過ごせるのが【シンガポール航空】のフライト。

ソフトドリンク、フルーツジュース、コーヒー、紅茶といった従来の幅広い選択肢に加え、ペパーミントティーとカモミールティーのハーブティー。

それに加えて、イギリスを代表するチョコレートブランドキャドバリーのホットチョコレートの登場も見逃せない。
ソバーキュリアスやキッズでなくとも、ぜひとも一度飲んでみたいもの。

 

5.多彩&食欲をくすぐる食事

季節の前菜、メインディッシュ、パン、デザート、チーズとクラッカーで構成され、すべてフルサイズのトレイで提供されるというプレミアムエコノミークラスの機内食

朝食にはクロワッサン。ランチ、ディナー、夜食にはガーリックブレッドロールなど、パンのオプションもグレードアップした今回の刷新。

また、新しい前菜には、スモークしたアイオリソースを添えた海老のガーリックローストとパタタス・ブラバス(スペイン風フライドポテト)、温かいスモークサーモンを添えたブロッコリーのサラダ、季節限定の冷たいおそばなど、思わず機内食が待ち遠しくなりそうな多彩かつ魅力的なメニューばかり。

新メニューのハイライトは、ベーコン、マッシュルーム、野菜、ポテトグラタンを添えたビーフブルギニヨン、バクチョーミー( Bak Chor Mee  - 豚ひき肉麺)、ジャスミンライスと玄米を組み合わせ、季節の野菜と卵を添えたタイ風カニカレーなど、どれも目移りしてしまう予感。

食事は、コンテンポラリーな磁器のテーブルウェアにて提供され、リネンが敷かれたトレイに、ナプキンに包まれたカトラリーでの提供というのも、機内食の時間を大切にする【シンガポール航空】らしい心配り。

 

6.【シンガポール航空】名物、ブック・ザ・クックの活用

出発の24時間前までの予約で、最大20種類のメニューから選択可能なブック・ザ・クック( Book the Cook )は、【シンガポール航空】名物とも言える知る人ぞ知るスペシャルな機内食サービス。

プレミアムエコノミークラスでも選択可能で、シンガポール風シーフードホーファンやチキンビリヤニなどの人気メニューやベジミールに加え、じっくり煮込んだラムのラグー、鮭の照り焼き、きのことナスのミートボールなどのプラントベースのウェルネス料理が新たに加わるとのことで、もはや何を食べるか決めかねてしまいそう。

 

7.多種多様なデザート&スナック

食事には、小さなチョコレートバーと、グレードアップしたチーズとクラッカーが付くほか、食後にはチョコレートフィユティーヌケーキ、マスカルポーネクリームケーキ、アップルクランブルチーズケーキといった特製のデザートもお待ちかね。

食事の合間には、アーモンドやカシューナッツなどの新しいスナックメニューを注文でき、ポテトチップス、パンの盛り合わせ、サンドイッチ、マフィン、フレーバーポップコーンなど、既存の多種多様なスナックに加えてセレクトできるとあって、機内で陥りがちな小腹が空いても困る…なんてピンチとも無縁に。

 

8.搭乗までのスムーズな流れ

地上におけるプレミアムエコノミークラスに搭乗のメリットのひとつが、専用カウンターでの優先チェックインの利用(一部の空港ではオンラインまたは自動チェックイン機でのチェックインも可能)。

加えて、受託手荷物許容量は35kgでクリスフライヤー・エリート・ゴールド会員とスターアライアンス・ゴールド会員はさらに20kg(合計55kg)、PPSクラブ会員はさらに35kg(合計70kg)という太っ腹な手荷物許容量にも嬉しい驚きが。

受託手荷物には優先タグが付けられスムーズで効率的な旅を保証、プレミアムエコノミークラスの利用で優先搭乗の特典も付帯と、至れり尽くせりとはまさにこの事。

 

9.機内エンタテイメントを良質な機器で

13.3インチのフルHDモニターとアクティブノイズキャンセリングヘッドフォンが備えられているプレミアムエコノミークラス。

1,900を超えるオンデマンドオプションには、映画やテレビ番組、音楽アルバム、プレイリスト、ポッドキャスト、インタラクティブゲーム、情報満載で充実したアプリケーションなど、幅広いセレクションが含まれるの機内エンターテイメントシステム、クリスワールド。

400本以上の厳選された映画は言わずもがな、イングランドプレミアリーグなどのスポーツイベント観戦も、BBCニュース、CNBC、CNNなどのニュースチャンネルも自由自在。

 

10.理想的な機内Wi-Fiの環境

2023年7月以降、プレミアムエコノミークラスを利用するクリスフライヤー会員は、無制限の無料Wi-Fiアクセスの特典を利用できるというも何気にありがたいもの。

雲上でちょっとした仕事のオンライン作業やSNSの更新だってお手のものだと思うと、〈クリスフライヤーの会員としてサインアップしておく〉という一手間は搭乗前に忘れずに行いたい作業と言えそう。

 

旅の予定がなくても、【シンガポール航空】を利用するために航空券を予約したい!とさえ思ってしまいそうな、今回のプレミアムエコノミークラスの刷新。

今年のバカンスの計画は、フライト重視で目的を立ててみるというのも特別でリュクスな思い出深い旅になるかも?

 

 

WRITTEN BY

前田 紀至子

KISHIKO MAEDA

他の記事を読む
  • TOP
  • TRAVEL
  • 【シンガポール航空】で贅沢体験。新プレミアムエコノミー注目サービス10選

  • TOP
  • TRAVEL
  • 【シンガポール航空】で贅沢体験。新プレミアムエコノミー注目サービス10選