京都の海と歴史を巡る。憧れのレストラン列車【丹後くろまつ号】で味わう「海軍レシピのランチ」

FOOD
Share

京都の新たな魅力に触れる。
レストラン列車【丹後くろまつ号】へ

“海の京都を走るレストラン”をコンセプトに掲げ、2014年に運行を開始した本格的なレストラン列車【丹後くろまつ号】。

単に目的地へ移動するだけでなく、絶景・食・文化・歴史といった沿線の魅力を五感で味わう旅を楽しめます。

漆黒の車体にゴールドのラインをまとった外観と、高級感のある天然木を用いた内装から感じられるのは、どこかレトロな佇まい。

季節ごとに表情を変える日本海の絶景とともに、ここでしか味わえないこだわりのグルメとは?

舞鶴の記憶を、現代の一皿に。
歴史に想いを馳せる“海軍レシピ”のランチ

2026年10月から2027年3月にかけて運行される秋・冬コースの中でも、フルコースの美食と歴史を堪能できるのが、天橋立を発ち西舞鶴へと向かうランチコース。

メニューの核となるのは、行路の中心となる舞鶴に伝わる海軍料理のレシピ。それを現代風にアレンジした特別なフルコースを、レストラン列車ならではの景色とともに満喫できます。

なお、ほかに京の丹波栗を主役にした「モーニングコース」、旬の地魚と地酒のマリアージュを楽しむ「地魚コース」もあるので、ぜひ合わせてチェックを。

 

食事の幕開けを飾る前菜は、ゼリー寄せ、カポナータ、芋きんとん、アオリイカのマリネとバラエティ豊か。

彩り豊かな一皿一皿が、これから始まる歴史巡りへの期待を高めてくれます。

 

海軍グルメの代名詞とされるカレーは、サクッと揚げてコロッケに。ほんのりスパイスの効いた味わいが特徴です。

クラムチャウダーは、船上で親しまれた「具だくさんの白乳煮」を現代風にしたもの。さらりとした後味ながら、たっぷりの具材が満足感をアップ。

 

慣れ親しんだ料理も、歴史を知るとより味わい深くなるもの。

いまや家庭料理の代表格となった肉じゃがは、実は舞鶴が発祥の地。茶碗蒸しは、海軍兵たちの胃袋を船上で癒したメニューのひとつだそう。

 

伝統の味を新しいスタイルで楽しむ豚の角煮まんは、生地はふっくら、角煮はとろとろ。

 

メインディッシュはローストビーフ丼。

丹後のお米を合わせた厚切りのローストビーフに、秘伝のタレを絡めながらいただきます。

 

やわらかくな和牛のハンバーグには、くろまつ号をイメージした真っ黒なイカ墨ソースをあしらって。

ジューシーな旨みに重なる、ほのかな磯の香りがアクセントに。

 

食後のデザートは、明治期に最先端の洋菓子だった「カスタード」を復刻したエッグプディング。

ほどよい硬さと卵のコク、ほろ苦いキャラメルのバランスが、オリジナルの「丹後珈琲」と相性抜群。

窓のすぐそばに迫る絶景も楽しんで

食事が進む頃、列車はまず「奈具海岸」でゆっくりと停車。

目の前にはどこまでも続く日本海が広がり、車窓越しに海と向き合う時間が流れます。

 

その後、由良川に架かる「由良川橋梁」を渡るシーンも【丹後くろまつ号】での旅のハイライト。

速度を落としながら、水面からの高さわずか6mという低さのレールを渡っていきます。

ゆっくりと進む独特の走行感覚と、窓のすぐ外に迫る水面、スローモーションで流れていく景色は、ほかではなかなか味わえない体験。
料理を味わう手をふと止めて、窓の外に視線を移したくなる瞬間。

【丹後くろまつ号】の想い出を持ち帰れるお土産も

旅の締めくくりには、かつての保存食「乾パン」をルーツに持つ香ばしい「ビスケツト」のお土産も。

 

デザートとともに味わったコーヒーのドリップパックをはじめ、オリジナルグッズの車内販売も。

旅の想い出を自宅に持ち帰るのはもちろん、身近な人へのお土産にもおすすめ。

 

食と景色、そして舞鶴の歴史に浸れる、【丹後くろまつ号】のランチコース。

いつもとは一味異なるグルメ旅を楽しみたいなら、今年の秋冬はぜひ天橋立まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

 

WRITTEN BY

新井 美由紀

Miyuki Arai

他の記事を読む
PREV
今も色褪せない王妃の魅力。横浜・みなとみらい【横浜美術館】マリー・アントワネット・スタイル
LIFESTYLE & CULTURE

こちらもおすすめ

NEWS

MORE

TRAVEL

MORE

LIFESTYLE & CULTURE

MORE

FASHION & BEAUTY

MORE