神戸旅の思い出に。自分や大切な人へのお土産に買いたい〈幻の2店舗〉のクッキーとは?

神戸旅の思い出に。自分や大切な人へのお土産に買いたい〈幻の2店舗〉のクッキーとは?

神戸は日本随一の洋菓子&焼き菓子天国

「洋菓子がおいしい土地」
少なからずそんなイメージが抱かれているであろう神戸。

開港後に洋風文化とともに神戸に持ち込まれた洋菓子は1897年に市内に本格的な洋菓子店が開業し、大正期には外国人によって本場の洋菓子づくりが神戸にもたらされたことが影響しているそう。

その後も神戸の洋菓子職人が切磋琢磨を重ね技術力を向上させ続けた結果、神戸には名だたる洋菓子店が多々。

中でも手に入りづらい美味なるクッキーとして一目置かれる夙川の【ミシェルバッハ】と御影の【マモン・エ・フィーユ】を食べ比べてみました。

 

【ミシェルバッハ】初代から受け継がれるドイツ菓子『夙川 クッキーローゼ』

1982年にドイツ洋菓子店として創業された、西宮市の西部夙川に位置する【ミシェルバッハ】。

中でもシグネチャー的な人気を誇るのが、3日かけて作られるという『夙川クッキーローゼ』というチョコレートとバニラのお花のクッキー。

 


『夙川クッキーローゼ』 2,410円(税込)

愛らしいビジュアルのお花のクッキーはバニラの生地にはあんずジャム、チョコレート生地にはチョコレートクリーム。
どちらも頬張った瞬間に口の中にふんわりと広がるやわらかな調和に衝撃を覚えるはず。

購入するためには開店前に整理券を入手するか、日によっては在庫があれば開店後に購入できることも。
整理券が確実ではあるものの、同じく人気のエクレアなど目にも麗しく愛らしいラインナップをゆっくりと見てみたいという場合は、クッキーだけにこだわらずに訪れてみても良いかもしれません。

また、今年の春に東京日本橋にも待望の店舗がオープン、不定期ながらも『クッキーローゼ』が入荷するという嬉しいニュースに喜んでいる東京在住のファンも少なくないのだとか。

 

【マモン・エ・フィーユ】行列が絶えない、幻の『フレンチビスキュイ』

神戸御影に本店を構える焼き菓子店【マモン・エ・フィーユ)】からは、看板スイーツと称するにふさわしい『フレンチビスキュイ缶』を。

フランス語で〈母と娘〉を意味するブランド名の通り、母が作るお菓子を食べて育ったパティシエが、パリでフランス菓子作りを学び、帰国後に母娘でスタートさせたのがこちらのブランド。

 


『フレンチビスキュイ缶』 2,787円(税込)

トリコロールカラーが小粋な缶の中に隙間なくぎっしりと詰まっているのは、昔ながらのレシピに基づいて作られているビスキュイ(ビスケット)。

上質な発酵バターと小麦粉、卵、砂糖という究極のシンプルさによる味わいは、いかにもフランス菓子らしい美味しさでありながらも、品良くクリーミーで卵の風味がしっかりと感じられるのも魅力。

百貨店の催事では、一瞬にして完売してしまうことから「幻のサブレ」と呼ばれているものの、もちろん他の焼き菓子類も例外なく美味。

『ヴェルサイユ』や『ルーヴル』『オルセー』といった、エスプリの効いたネーミングを冠した、宝箱を想わせる焼き菓子の数々もギフトに最適だからこそ、大切な人への贈り物の候補としても念頭に置いておきたいところ。

 

【ミシェルバッハ】の『夙川 クッキーローゼ』と、【マモン・エ・フィーユ】の『フレンチビスキュイ』。

どちらもいかにも神戸らしい魅力が溢れる、とびきり素敵なクッキー。
神戸旅行の際には、少し早起きして希少な洋菓子の入手に挑戦してみては?

 

 

 

WRITTEN BY

前田 紀至子

KISHIKO MAEDA

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