古事記にも登場する日本最古の〈美肌の湯〉
玉造温泉に佇むプライベート感溢れる温泉旅館
2022年11月、客室改装をへてリニューアルオープンした【界 玉造】。
今回は地元の工芸品や装飾、特産品などが取り入れられた〈ご当地部屋〉でのステイを通じて島根の魅力を再発見できると評判の【界 玉造】の館内と客室にフィーチャーします。
【界 玉造】のシンボルである朱色の太鼓橋
ロビーと客室を繋ぐこちらの太鼓橋は創業時から残されているものの一つ。美しい日本庭園を眺められるこの渡り廊下は、まるで神々の世界への架け橋のよう。
お気に入りの本とコーヒーでほっと一息を
トラベルライブラリーでは、島根や出雲に関する書籍や、コーヒーや紅茶等のドリンクを提供。本を片手に、くつろぎの時間を過ごすのは〈おこもり宿〉の魅力の一つ。
〈いにしえの湯と出雲文化を遊ぶ宿〉がコンセプト。
島根の工芸品が数多く揃う豊かな心を育む客室
勾玉と水の都の水面をイメージした襖
酒升の形をしたキーホルダー付きのルームキーで扉を開けると、視界に飛び込むのは美しい水色の襖。
玉造は地名の通り、古代から勾玉の生産拠点であり、勾玉は魔除けや幸運をもたらすお守りとして身につけられていたのだとか。
日本伝統色の藍色を基調としたベッドスペース
襖の奥へと進むと広がる、広々としたスペースに藍色がアクセントとなるベッドスペース。
出雲格子の奥には、地元の藍染紺屋である【天野紺屋】の作品が飾られ、宍道湖に雲の切間から差す『天使の梯子』をイメージしたベッドヘッドや、和モダンらしさを引き立てる、敢えて斑を加えたグラデーションのベッドライナーも非日常を感じさせてくれる。
酒蔵をイメージとした次の間と、玉湯川の流れをイメージした『研ぎ出しアート』
酒蔵をイメージとしているという可愛らしい酒樽のサイドテーブルが置かれたこちらのエリア。
壁にかけられた『研ぎ出しアート』には出雲石や鏡石を含む7つの鉱物が埋め込まれているそう。
童心にかえって、アートに隠れた愛らしく小さな勾玉を探してみて。
各部屋に付いた露天風呂も【界 玉造】を選ぶ醍醐味の一つ
なめらかな玉肌の湯を堪能できる客室露天風呂
今回宿泊した檜風呂以外にも、全24室の客室には信楽焼のお風呂などの風情ある露天風呂が用意されているのも魅力の一つ。
売店で販売している露天風呂専用の日本酒を入れて、美肌成分がプラスされた憧れの〈日本酒風呂〉も叶うのが嬉しい。
その他にも、客室に備え付けられている地元の窯元で作られたコーヒーカップや湯呑み。
棚や引き出しの取手にあしらわれている『もののけ姫』でお馴染み、たたら場のモデルとなった「たたら製鉄」由来の伝統工芸品。
そんな風に、随所に散りばめられた島根の伝統をごく自然に肌で感じることができるのが、ここ【界 玉造】。
伝統を残しつつ、より心地よい滞在のために進化した格式高い施設で目で見て、触れて。
島根文化の魅力を満喫するとともに、神秘的な空間で至福のひと時を過ごしてみては?
INFORMATION
界 玉造(島根県・玉造温泉)
日本最古の美肌の湯である、玉造温泉に佇む全室露天風呂付き客室の宿。
日本最古の美肌の湯と、しじみやタグ付きの活松葉蟹など旬の素材を活かした会席料理を楽しめるとともに、毎晩開催するご当地楽「石見神楽」で披露されるダイナミックな大蛇の舞も必見。
◾所在地 :〒699-0201 島根県松江市玉湯町玉造1237
◾電話 :050-3134-8092(界予約センター)
◾客室数 :24室・チェックイン15時 チェックアウト12時
◾アクセス:【電車】JR玉造温泉駅より車で約5分
【車】山陰自動車道 松江玉造ICより約15分
◾料金 :1泊38,000円~(2名1室利用時1名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
◾URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitamatsukuri/